学校法人 福井城之橋学園/城之橋幼稚園

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今月の園長メッセージ

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11月『二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。』(マタイによる福音書18章20節)

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「500年ぶりの仲直り」                      園長 浦上 充

どんぐり遠足やいもほり遠足。子ども達の毎日は、秋の楽しい思い出でいっぱいです。
世界のニュースでも話題となっていますが、今年の秋、世界中のキリスト教は2つの大きな記念日を迎えました。一つは、「宗教改革500周年」です。今から500年前の1517年10月31日、ドイツの修道士であったマルティン・ルターが、ヴィッテンベルク城教会の扉に「95か条の提題」を打ち付けました。城之橋幼稚園が属するプロテスタント教会の始まりの時です。クリスマスには欠かせないクリスマス・ツリーやクリスマス・キャロルを世界で最初に生み出したのも、このマルティン・ルターです。
そしてもう一つは、「ローマ・カトリック教会とプロテスタント教会(ルーテル教会)の和解」です。これまでカトリックとプロテスタントは、ずっと戦争を繰り返してきました。同じ神様を信じているのに、ずっと互いを憎しみ続けてきたのです。何度となく繰り返された争いは近代まで続き、二つの大きな世界大戦にまで至りました。
しかし今年、この2つの教派が500年ぶりに互いを認め合い、共に支え合い、祈り合う者となることを宣言しました。この和解の出来事は、「95か条の提題」のように、教科書にも掲載されるでしょう。
人は、ひとりでは本当にとても弱く、また儚いものです。簡単に他人の意見に流されてしまいますし、面倒くさい時には考えることをやめてしまいます。しかし、多く集まったら良いかと言えば、そういうわけではありません。人は数が増えると、それぞれの思いを語り始め、思いを一つに集める事が難しくなってきます。これは家庭の中でも同じです。皆、思い描いていることは違います。父は父として、母は母として子どもを見ますし、子どもは子どもの世界の中で、様々な事を考えながら生きています。自分の思い通りにならないのは当然です。
しかし、だからこそ神様は、今月のみ言葉を私たちに与えてくださいました。2人、3人が本当に心を合わせお祈りするところには、神様も一緒にいてくださいます。人間だけでは、すぐに物を取り合ったり、考えの押し付け合いになってしてしまいます。しかし、そこで一緒に手を合わせ祈る時、神様が共にいてくださいます。
今年、私たちは過去の確執を越えて、500年ぶりに仲直りをしました。これからも神様の助けを借りて、歩んでいきましょう。