学校法人 福井城之橋学園/城之橋幼稚園

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今月の園長メッセージ

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6月の聖書の言葉「野原の花がどのように育つかを考えてみなさい」(ルカによる福音書 12章27節より)

「この花のように」 園長 栗原 武士

6月に入りました。福井はまだ梅雨入りをしていませんが、全国的に梅雨の始まりは早く、すでに福井でもかなりの雨が降りました。爽やかで過ごしやすい季節が過ぎ去り、夏に向けて季節は進んでいきます。梅雨の雨、夏の暑さなどを思うと、大変さを感じることもありますが、そうした季節が、自然を育み、私たちの生活を支えているのは紛れもない事実です。春に入園した子どもたちも、幼稚園生活を楽しみ、自らの個性を発揮しながら元気に過ごしています。成長を感じて嬉しい気持ちになる時も多いのではないでしょうか。しかし、いつも嬉しく感じられるとは限りません。様々な不安も感じるのです。育ちの姿は、人それぞれであり、そのペースも、伸びていく部分も違います。そのことを理解しながらも、他のお家のお子さんと比べてしまったり、自分の思うように子どもが成長しないことへの焦りや、不安を感じたりすることがあります。
そんな私たちに、イエス様は一つの問いかけをなされます。「野原の花がどのように育つかを考えてみなさい。」野の花は、人の手によって、植えられ、世話をされることはありません。自然の中で育っていくのです。種が偶然に撒かれ、雨が降り、土の栄養と共に水を受け、芽が出ます。太陽の光を浴び、根が広がり、茎が伸び、葉が生え、花を咲かせるのです。花の輝きは、見る者を魅了します。花が終わっても、実や種をつけ、次の世代へ繋がり、新たな命を広げていくのです。野の花の一生は、平坦なものではありません。しかし、最初から最後まで、自然の中にあって、様々な恵みの内に守られているのです。梅雨の大雨や、夏の日照りによって、厳しい状況になることもありますが、必ず止む時があり、そうした日々の出来事の先で、確実に成長するのです。生きている中には、恵みに思えない時、不安に思うような時もありますが、神様の働きは、日々の様々な出会いや、出来事を通して、私たちに与えられ、恵みの内に歩んでいるのです。私たちに、どんな不安があっても、神様が整えて下さいます。思い悩むことがあっても大丈夫です。
「草花の育ち」から、神様の働きが、私たちに向けられていることに気付かされます。幼稚園のフラワーポットに水をやっていると、子どもたちが声をかけてくれます。その時、子どもたちと草や、花、野菜の成長した様子を観察しながら、一緒に喜んでいます。神様の働きが、この自然の中に溢れていて、私たちもその自然の中の一つとして生かされていることを感じています。花が美しく輝くように、私たちも花を咲かせ輝けるのです。神様の導きと守りを信じて歩みたいと思います。