学校法人 福井城之橋学園/城之橋幼稚園

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今月の園長メッセージ

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5月『わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。』(コリントの信徒への手紙2 4章18節)

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「目には見えないものの積み重ね」                 園長 浦上 充

 気が付けば満開の桜の枝も葉桜に変わり、緑の溢れる季節となりました。おさんぽに出かけるのに良い季節ですね。春に入園してきたお友だちも次第に幼稚園に慣れ、元気な声が幼稚園に響いています。
今月も私たちが大切にしていきたい聖句が与えられました。私たちは、子ども達と共に幼稚園での生活をする中で、多くの経験をします。それは必ずしも楽しい事ばかりではありません。時には歯を食いしばって頑張らないといけない事もありますし、どうしても思い通りにならなくて悔し涙を流す事もあります。
4月に行われた入園式の時にこのような様子を目にしました。式典が終わり、つばめ組さんの発表に移る時、先生が子ども達に「自分のお椅子をもって、そら組さんに運びましょう」と声をかけました。大きいクラスの子ども達は、さっと動けましたが、ついこの間までそら組(旧ぴんく組)さんだった、たまご組の子ども達にとって、お椅子は少し持ちにくいものでした。何人か手間取っている子も見られました。そんな中、大きいクラスのお兄ちゃんがすぐに駆け寄ってきたので、「あ、助けてあげるのかな」と思いましたが、その子は手を出そうとしません。よく見ていると、「こうやって持てば良いんだよ」と、お椅子の持ち方を教えていました。この光景を見て改めて、これが城之橋の姿だなと感じました。
私たちは、手間取っていたり、壁にぶつかってどうしたらよいか分からなくなっている子がいると、良かれと思って手を出してしまったり、困らないように先に動いてしまったりします。しかし、それでは本当に必要な力は育ちません。壁にぶつかって、どうしたらよいのだろうかと悩んだり、お兄ちゃんやお姉ちゃんから教えてもらったりする中で、城之橋の子たちはどんどん成長し、次の機会には他の子たちに教えられるようになっていきます。
私たちの幼稚園は、今年創立90周年を迎えました。このような、目に見は見えない一つ一つの出来事を積み重ねながら、これからも私たちは子ども達と共に歩んでいきたいと思います。