学校法人 福井城之橋学園/城之橋幼稚園

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今月の園長メッセージ

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5月『神は愛です』(ヨハネの手紙Ⅰ 4章16節)

「一歩一歩」                           園長 浦上 充

さわやかな風が吹き、お外へ出るのが気持ち良い季節となりました。お家でも、子ども達が一生懸命作った「こいのぼり」が元気に泳いでいることと思います。春に入園してきたお友だちも次第に幼稚園に慣れ、元気な声が幼稚園に響いています。
研修会や会議などで園外に行くと「城之橋幼稚園の特徴は何ですか?」と、よく聞かれます。これまでは「縦割り保育」や「心の教育」を説明してきましたが、最近は「うちの子たちは良く歩きます」と語ることが多くなりました。
特に福井は、車社会の中で子ども達は育ち、意識しなければ、歩くという経験はなかなかできません。その点、うちの子たちは「あじさい遠足」や「どんぐり遠足」の時、足羽山まで歩いて行きますし、園外のお散歩や園外保育にもよく行きます。しかし、だからと言って、特別にそのことを掲げて保育をしているわけではありません。「歩く」ということは、昔から大切に守って来たことで、特別に取りあげる事では無かったからです。
世間では、人よりも早く前に進むこと、目標を達成することが「良いこと」であると言われます。確かに、誰よりも早く、多く学ぶことが出来れば、将来の可能性や人生の選択肢が増えるのも事実です。より良い人生を歩む為には、人よりも早く進むことが大切かもしれません。しかし、気を付けなければ、その考え方は、幼稚園の世界にも入り込んできます。
 「うちの子、幼稚園なのに漢字の読み書きも出来て、算数の演算も出来るのよ。」と言う喜びの声を聞いたことがあります。確かにこれは素晴らしいことです。その子の能力とご家庭の努力は並大抵ではありません。しかし、速く走ろうとすると何も周りが見えにくくなります。それは、私たちが目指しているものではありません。子ども達は、園外保育に行くと、ポケット一杯に宝物を詰めて帰ってきます。綺麗な石やドングリ、時には虫だったりします。その一つ一つは、私たちにとっては、取るに足りないものですが、子ども達にとって、その一つ一つは、自分の足で一歩ずつ歩いてきた中で見つけた、この世界の一部なのです。子ども達は、私たち大人の人生の歩みをちゃんと見ています。私たち大人は、この愛する子ども達が大人となるための手本となる歩みを示してあげたいですね。皆さんの歩みに神の豊かな導きがありますように。