クリスマスの喜び
「さあ、ベツレヘムへいこう」 ルカによる福音書第2章15節
クリスマスの喜び 園長 中村紀久子 クリスマスはイエス様のお誕生を喜び、心から感謝し、祝う日です。 2000年以上前のローマ帝国時代、人々は辛い、嫌なことや、恐怖や不安を感じながら生きていました。そして神様は預言者を通して私たち人間に神さまの一人子をくださる約束をしておられました。人々はずーっと、ずっとひとり子が生まれてくるのを待っていたのです。 神様は大切なご自分の一人子を下さるほどに私たちを愛しておられました。 私は、お恥ずかしいのですが、いつも聖書を読んでいるわけでもなく、聖書の勉強が好きということもないような普通の人間です。 小学校4年生頃にイエス様と出会いました。たまたま父の同僚が教会学校の校長先生だったのです。 そんなわけで、教会学校に通い、ページェントをしたり、ハイキングに行ったりしていました。そのころ両親が離婚して2度目の母が来てくれていましたが、わたしは祖母と新しい母との間に入って悩んでいました。けれども、教会に通っていましたから、神様が私とともにいてくださることだけは信じ切っていました。その当時、私が必ず学校に行く前、朝食前にしなくてはならない雑巾がけで、廊下を拭きながら、心の中では神様に様々なことを話して、祈っていました。それで、辛いことを乗り越えてくることができました。 さて、神様は、その愛を示すために、人となってきてくださいました。そして、人間の罪をすべて背負って、苦しい十字架におかかりになりました。私たちを最後まで愛し抜かれたのです。ご自分の命を捨てても、私たちの命が大切だと思われて、与えつくして死んでしまわれました。クリスマスは、このイエス様が生まれてきたことを祝う日なのです。神様が人の苦しみや悲しみを引き受け、人と共に生きて、その愛を深く示してくださったのです、この神様の愛に支えられて、人は生かされています。どんな時でも神様がともにいてくださいます。なんと幸せなことでしょう. クリスマスは、神様の私たち人間に対する深い深い愛情を感じます。 |