だーい好きなお部屋
主に向かって、心からほめ歌いなさい。
エフェソの信徒への手紙 5章19~20節 『だーい好きなお部屋』 園長 中村紀久子 城之橋幼稚園には、何と言ったら良いのでしょうか、職員室であり、事務室であり、保健室であり、小さな図書館であり、休憩室みたいなお部屋があるのです。先生方も2~3人はいらっしゃいます。ある時はチョットした怪我をして、その部屋に入っていくと、その部屋にいらっしゃる先生が、「あら、〇〇ちゃん痛かったでしょう!」と優しく話してくださり、痛みが消えていき、絆創膏を張っていただくのです。またある時には、クラスの先生と一緒に、「ちょっとだけここに待っててね!」みたいな感じで連れて来てもらった子どもちゃん。もうすぐお迎えなので、と待っているお友達も。すると、中にいた先生が椅子を出してくださいます。子どもたちはさっと椅子に座ります。そして本棚にある本をすばやく出して、うれしそうに眺め始めます。(実は、この部屋には、どこのクラスにもない魅力的な絵本が小さな本棚に入っていて、ここを訪れた子どもちゃんだけはそれを読んでもよいことになっているのです。)何だかうれしそう。この部屋で会う時の子どもたちの顔ったら、まーそれは得意気で、満面に笑顔をうかべ、幸せそうです。私まで素晴らしい幸せをもらってしまうような顔をしています。 このような子どもたちの顔って見たことがないように思います。だから思いの他、早くお迎えが来てしまったりすると、ちょっと残念というお顔がうかがえるのです。私たちにもこのような居場所があったら、どんなだろうと想像してしまいます。ちょっと、子ども時代に戻ってみたくなりました。 大人にとってこのような場所ってあるでしょうか?地域コミュニティとでもいうのでしょうか?ちょっと違うようですね。よく言われている昔の『純喫茶』みたいなところでしょうか?素敵な音楽と美味しいコーヒー。それとも今はやりの女子会?いや、違いますね。私たちも子どもたちのように、楽しい幸せな場所が見つかるとよいですね。 これから、このような場所を見つけ続けたいと思っています。 |