学校法人 福井城之橋学園/城之橋幼稚園

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今月の園長メッセージ

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6月「息あるものはこぞって主を賛美せよ。ハレルヤ。」(詩編 150編6節)

「力の限りに」                      園長 栗原武士

 本来、この時期は爽やかで過ごしやすいはずですが、すでに30度に迫る気温となりました。熱中症に気を付けながら、新緑の綺麗な時期を楽しんでいます。春に入園した子どもたちも、ずいぶん幼稚園生活に慣れきました。次第に自らの個性を発揮し始めています。

 自由遊びの時間の過ごし方は人それぞれです。砂遊びに打ち込む子どももいれば、大型遊具を繰り返し楽しむ子どもや、ボール遊びを先生や友だちとしている子どももいます。それぞれに真剣で、全力で遊んでいます。砂遊びをしている子どもに「何を作っているの」と声をかけると、「これはケーキなんだ。園長先生にも分けてあげるね。」と答えてくれました。そのあと作った、砂の料理の説明を聞くと、「これはカレーで、お父さんの分(ままごとの配役です)。こっちはね…」それぞれに考えや思いがこもっていて、嬉しそうに話していました。子どもたちは、遊びを作り出す天才です。大型遊具も子どもたちの目には、秘密基地になったり、お城になったりします。場面は無限大で、そこで生まれる決まり事も自然に発生し、友だちと調整しながら、遊びが変化します。こうした遊びは自己を表現する欲求から生まれます。それが深まると遊びの種類も増え、技術も身についてきます。するとさらに遊びが発展し、面白くなり、集中することを覚えていきます。身体を動かして考えることを体得すると、それが言葉で考えることに進んで行く力になります。力の限り遊びつくすことが、子どもの育ちにとって、必要な事だと思います。

 今月の聖句は「息あるものはこぞって」主を賛美することを勧めています。言い換えれば、「力の限り」賛美することを求めています。それは何故でしょうか。力の限り賛美することを通して、自分自身に神様から賛美する力が与えられていることに気づかされ、全力で取り組むうちに、その力が広がりを見せるのです。子どもたちは幼稚園で賛美歌を歌います。最初はなかなかうまく歌えなくても、だんだん歌声がきれいになると、いい気持ちになります。それが自信となり、歌声も大きくなります。それは一人だけが変わるのではなく、みんなが変わっていきます。全力で取り組むことは、みんなも変えていく力になるのです。賛美することは、何も歌う事だけではありません。生きるすべてが神様に捧げる賛美なのです。子どもたちにとっては「遊び」も「賛美」なのです。子どもたち自身が遊びを深められるように、傍で見守り、支えていきたいと思います。