学校法人 福井城之橋学園/城之橋幼稚園

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今月の園長メッセージ

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2月『愛は、すべてを完成させるきずなです。』(コロサイの信徒への手紙 3章14節)

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「愛」                              園長 浦上 充

毎日寒い日が続き、雪も多い年を歩んでいますが、幼稚園の子ども達は、毎日元気いっぱい過ごしています。
先日、幼稚園の先生方と今月の聖書の言葉を読みながら、様々なことを話し合いました。「今月の聖句は、とても美しい言葉だけれど、実際に実行するのは、とても難しいですよね。」「私たちが、その子の事を考えて保育をしたとしても、押し付けてしまうと、お互いに辛くなってしまいますし、愛って難しいですよね。」
その通りです。「愛」という言葉には、すべてをあたたかく包む優しさがありますが、捉え方によっては、その「愛」によって人を傷つけたり、人に重くのしかかるものになったりするのです。
今月与えられた聖句は、「愛」は、すべてを完成させる「きずな」であると記しています。つまり、「その子を愛しているから、○○してあげたい」と頭や心で考えて、行動に移すのが「愛」であると言うのではなく、お迎えに来たお父さんやお母さんが、子どもをぎゅっと抱きしめている様子や、子ども達が喧嘩しながらも、話し合いながら仲直りをしていく様子を「愛」と言い、また「きずな」であると言っているのです。
幼稚園では今、作品展の準備が進められています。城之橋の作品展は、子ども達に、「ここにはこの色を塗りなさい」「このお手本通りに、作りなさい」と、先生が完成までの道筋をすべて決めて進めるのではありません。子ども達との話し合いの中から自由な発想が生み出され、皆で様々な出来事を積み重ねながら作品を作っていきます。そのすべての作品は、大きさが決まっている額縁の中には納まりません。それは、それだけ子ども達の一人一人の思いが強いからです。
「こうしなさい」と押し付けるのが「愛」でないのと同じように、相手の言う事をすべて受けて入れていくことも「愛」ではありません。一つの作品を作っていく中で、時には喧嘩をしながらも、一緒に話し合いながら進めていく中に「愛」と「きずな」が育まれています。「作品を完成させること」が、目的ではありません。「お友達と一緒に作品を作り上げていく中で、愛ときずなを育んでいくこと」が目的なのです。
今月も、このかけがえのない時を、大切に歩んでいきたいと思います。