学校法人 福井城之橋学園/城之橋幼稚園

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今月の園長メッセージ

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5月『わたしは良い羊飼いである』(ヨハネによる福音書 10章11節)

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「お祈りの力」                          園長 浦上 充

新緑が溢れる季節となりました。おさんぽに出かけるのにも良い季節ですね。入園してきた小さなお友だちも幼稚園に慣れ、園舎には元気な声が響いています。
幼稚園では、毎日のお礼拝だけでなく、給食を食べる前やお帰りの時にも「お祈り」をします。子ども達は「お祈り」を通して、「神様と向き合うこと」そして「自分自身と向き合うこと」を学びます。たとえば、人込みの中など多くの雑音の中にいたとしても、手を合わせ目をつむり、心の目を開く時、その人はその時、神様と自分との関係の中に身を置き、自分自身の姿をふりかえる事が出来るようになるのです。
近年、脳科学の分野では、幼い頃から「お祈りの習慣」を持つ人は、「祈ること」で脳が変化し、小さなことに幸せを感じたり、人に感謝する気持ちを持ちやすいという統計が発表されました。(ペンシルバニア大学の研究グループ)
これは何も、キリスト教の事だけを言っている訳ではありません。昔から、時代や宗教を越えて、皆が大切にしてきたことです。ごはんを食べる時に、「いただきます」と手を合わせ、お堂の前を通る時や鳥居をくぐる時に頭を下げてきた習慣が、私たちの心を育み、人間性や情緒を育んできました。
幼稚園では、入園してきた小さな子ども達も、お友だちといっぱいお話しをしながら一緒に遊んでいます。とは言っても、小さな子ども達の中には、まだ「ことば」が話せない子どもも多くいます。それでも思いを共有したり、一緒に遊ぶことができるのです。この子ども達の姿を見ながら、改めて、学力や言語コミュニケーションといった目に見える「認知的能力」の元となる、お友達のお心を気遣ったり、目標に向かって頑張ろうとする力である「非認知的能力」の大切さに気付かされました。
学力やIQといった数値で測る事の出来る能力とは違い、「人とうまく関わる力」や
「目標に向かって頑張る力」、「感情をコントロールする力」は、数値にあらわすことが出来ません。城之橋の子ども達は、日々の「お祈り」や年齢の違う子ども達同士の遊びの中で、それを学んでいます。私たちも、このお祈りの力を信じて、子ども達が、これからも健やかに成長して行けますよう、祈りを合わせていきたいと願います。