学校法人 福井城之橋学園/城之橋幼稚園

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今月の園長メッセージ

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『11月』 大地は作物を実らせました(詩編67:7)

「 子ども達のまなざし、私たちのまなざし 」          園長 浦上 充

朝夕、日を追うごとに肌寒くなってきましたね。いつも遊びに行く公園や園庭では、風が吹くたび落ち葉が軽やかに舞っています。11月は、収穫感謝祭などの礼拝によって、この一年に受けた収穫の恵みに感謝する月です。みんなで持ち寄った秋の実りを手に取る時、その彩りとずっしりとした手ごたえに感激します。野菜や果物など、みんな神さまからの愛の眼差しを受けて大きく育ちました。
9月の運動会や10月の遠足を終えて、城之橋の子ども達が、たくましくなったなと思う時が増えてきました。もちろん、あと少し体力をつけなければと思う事もありますし、小さいお友達が困っていても気づけない時もあります。しかし少しずつですが、その眼差しがしっかりとしてきたなと感じる時があるのです。
日本のことわざに「目は心の鏡」というものがあります。驚くことに、このことわざは英語圏にも同様にあります。その人の目を見れば、その人の心の内が分かるというのです。他にも「目は口ほどにものを言う」ということわざも同じような意味ですね。皆さんのお子さんの目は、今、何を見つめているでしょうか。園庭で舞う落ち葉、うろこ模様の雲、ホクホクの湯気を上げる焼き芋。今、この時にしか見る事の出来ない一瞬一瞬を見つめていますでしょうか?テレビやゲームの画面を見続けるなんて、もったいないです。
子ども達は、私たち大人の愛の眼差しによって、すくすくと成長していきます。では、私たち達はどの様な眼差しで子ども達を見ていますか? 言う事を聞かなくて、きつく、叱る時もあります。そんな時、私たちの目には、愛が宿って、いるでしょうか。よく結婚式の時に読まれる聖書の箇所にも「愛が無ければ無に等しい。(Ⅰコリント133)」という言葉が記されています。すべては愛の眼差しからはじまります。
今月も、子ども達をいっぱいの愛で満たしつつ、秋の恵みを味わっていきましょう。

 

 

『10月』 主よ、あなたはすべてを知っておられる。(詩編139:4)

「 神さまの愛につつまれて 」                 園長 浦上 充

運動会が終わり、いよいよ秋本番となりましたね。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋。幼稚園では、どんぐり拾い遠足やお楽しみ会など、たくさんのイベントを企画しています。
今月の暗証聖句になっている詩編139編は、よく結婚式の時に読まれる箇所です。この詩を書いた人は、毎日毎日、本当に神さまの愛の中にすっぽりと包まれているという感じを持っていたのだと思います。城之橋の子ども達も、この詩編を書いた人と同じように、本当に神さまの存在を近くに感じているのだなと思う時があります。
一日一日の生活、一瞬一瞬の出来事がすべて神さまの愛に包まれて生きていると感じる生活って素敵ですね。私たち大人も昔はそうであったと思います。子ども達を見ていると、今の自分の姿を省みさせられます。小さい時には「お母さん、見て。見て。」と、いつも見てもらうことの喜びと安心を感じていたのに、最近は、「見てください」なんて、恥ずかしくってなかなか言えません。隠していたいものばかりです。それは、神さまに対しても同じです。
しかし、そんな私が今日も生かされている。心の中にあるいろいろな汚いものを抱きながらも、なおも命が与えられ、子ども達と一緒に、一瞬一瞬の出来事に感動する機会が与えられている。これほど素晴らしいことはありません。弱さをいっぱい持っている私たちですが、神さまはそれでも私たちを用いて子どもたちの命と向き合わせてくださいます。今日も神さまの愛とお導きの中で、子ども達と歩むことができますように。

『9月』 サムエルは答えた。「どうぞお話しください。僕は聞いております。」                            (サムエル上 3:10)

「 どうぞお話しください 」                 園長 浦上 充

お久しぶりです! 夏休みはいかがでしたでしょうか? 夏休みを終え、幼稚園にもまっくろに日焼けした、元気な子ども達が帰ってきました。2学期の始まりです。今学期は、運動会やどんぐり遠足、そして冬にはクリスマス会と、楽しい行事が満載です。今学期も子ども達を真ん中に、共によい学びと出会いの時を大切にしていきたいと願っています。
 この夏は、中高生、青年を対象とした全国規模のキャンプに参加するなど、私にとっても多くの出会いの時となりました。
驚いたのは、多くの子ども達が、本当に多くの悩みを抱え歩んでいる姿でした。私はこの夏初めて「コミュ力(りょく)」という言葉を知りました。文字通り「コミュニケーション能力」という意味です。現代社会において生きていくためには、学力も大切だけれども、それ以上に「コミュ力」が重要であり、これを磨くことが勝ち組に入る為に必要なのだそうです。
 確かに、しっかりとコミュニケーションが取れることは、人と人とが共に生きていく上でとても大切なことです。しかし、最近の学校では、その「コミュ力」自体が数値化されて内申に記され、子ども達の中でも「あの子は、コミュ力が高い」「あの子は低い」と、比べられるようになっています。その結果、先生の前やお友だちの前だけで笑顔をつくる子どもが増えているという話も聞き、愕然としました。
 神さまに名を呼ばれ、小さいサムエルは答えました。「どうぞお話しください。僕は聞いております。」私たちもしっかりと子ども達の話しに耳を傾けたいと思います。表面だけの関係ではなく、しっかりとその子の心に沁み渡るような、そんな愛を育んでいきたいと願います。今月も神さまの恵みと愛が豊かにありますように。

『7月』 子ども達をわたしのところに来させなさい。(マルコ 10:14)

「 うちの子のここがすごい! 」                園長 浦上 充

 あじさいが大輪の花を咲かせる頃となりましたね。梅雨といっても晴れ間の多い毎日、城之橋の子ども達は、園庭でどろんこあそびをしたり、お花のお世話をしたりと季節の移ろいを肌で感じています。
 先日から、9月に行われる福井県私立幼稚園協会のPTA大会式典で歌われる歌の合唱練習が始まりました。今年の福井県幼稚園連合会PTA会長に、城之橋幼稚園の会長さんが選ばれました。県内に立つ私立幼稚園の保護者が一丸となって、式典の準備をしています。私も合唱指導に入り、他園の保護者の方々と交流する機会が与えられました。
 合唱練習の始まりには、短い自己紹介と私から参加者の方々にひとつ質問をしています。前回の質問は「わが子のここがすごい!と思うことについて一つ教えてください」というものでした。皆さんそれぞれ、「知らない内に字が書けるようになった」「恐竜や自動車については、なんでも答えられる」といった様々な答えが挙がるなかで、城之橋のお母さんたちの答えは他園とは少し違い、これぞ城之橋!と思える答えばかりでした。ひとつご紹介します。

「つい先日、うちの子が腕の骨を折ってしまって、とても生活がしにくくなってしまったんです。ご飯を食べたり、お風呂に入ったりする、何気ない一つひとつに手間取ってしまって。そんな様子を見ていた兄弟たちが、一所懸命手伝っている姿を見て、うちの子たちは素晴らしいと思いました。」

 親にとってみれば自分の子どもが成長し、能力が上がっていくことは大きな喜びです。しかし、それ以上に困っているお友達や家族の気持ちを思いやり、手を差し伸べる勇気と優しい心を育んでいきたいと思います。

『6月』あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。(使徒 1:8)

「 心の目を開いて歌う 」                   園長 浦上 充

 爽やかな新緑の季節となりましたね。梅雨に入るまでの束の間、子ども達は全力で外遊びを満喫しています。
 城之橋幼稚園では何をするにも、まず歌を歌います。朝と帰りのご挨拶の時、昼食の時、お話しを聞く時、子ども達はみんなで声を合わせて、多くの歌を歌います。最近、その子ども達の歌声が変わってきました。もちろん春に比べて上手になったということもあると思うのですが、それ以上に、子ども達の内面が伸びてきていると感じます。
 子ども達は普段、何げなく歌っていますが、実は「歌う」ということは、本当に大変なことなのです。歌声は、口だけで発するものではなく、身体全体を通して生み出されます。身体すべてが楽器なのです。だからこそ美しく歌うことは本当に難しいです。体調を崩していたり、お心がつらくなっていると、美しく歌うことは出来ません。また、身体は元気でお心も晴やかであっても、周囲に気配りが出来なければ美しい歌にはなりません。一緒に歌っているお友だちのことを心の目を開いて見ることが出来た時、子ども達の歌声は何十倍にもすばらしい響きとなるでしょう。
 幼稚園に入園してまだ数カ月しかたっていない子ども達も、少しずつそのことを自然と身に着け始めているようです。お隣のお友だちのお心を気遣い、今日お休みしているお友だちのことに思いを馳せ、みんなで一緒に歌います。子ども達はお家でもいろいろな歌を口ずさんでいると思います。時にうるさいと思う時もあるでしょう。しかし、そのひとつひとつの積み重ねがその子の成長にとって大きな糧となります。今月も焦らずゆったりと、子ども達の成長を見守っていきましょう。

 

『5月』主は倒れようとする人をひとりひとり支え、うずくまっている人を起こしてくださいます(詩編 145:14)

「子ども達の道しるべ」                     園長 浦上 充

 日増しに日差しが強くなり、汗ばむ日も増えてきましたね。お家でも、子ども達が一生懸命作った「こいのぼり」が元気に泳いでいることと思います。今春、入園してきたお友だちも次第に幼稚園に慣れ、園外保育に行く元気な声が聞こえてきます。
 先日、ロバート・フルガム氏(アメリカ、幼児教育者)が書いた『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』という本を読みました。子ども達にとって、幼稚園がどのような場所なのかを、改めて考えさせられた本ですので、皆さんにもご紹介したいと思います。

「何でもみんなで分け合うこと。ずるをしないこと。人をぶたないこと。使ったものはかならずもとのところに戻すこと。ちらかしたら自分で後片付けをすること。人のものに手をださないこと。誰かを傷つけたら、ごめんなさいと言うこと。食事の前に手を洗うこと。トイレに行ったらちゃんと水を流すこと。… 不思議だな、と思う気持ちを大切にすること。」

 すべてはここから始まります。ご存じのように、幼児期の習慣は子ども達の人生にとても大きな影響を与えます。
子ども達はそれぞれの家庭から幼稚園に来て、自分が生まれ育った「我が家」以外の多くの世界があることを知ります。お友だちとの人間関係や幼稚園での集団生活、先生との関わり方など、今まで知らなかった世界です。このことは子ども達にとって、人生における大きな転機ですが、それは保護者の皆さんにとっても同じことと思います。
子ども達は、毎日様々なおみやげをお家にもって帰ってきますね。それは、きれいな石や大きい葉っぱ、虫などの小さな生き物だったりします。大人にとっては取るに足らないものかもしれません。しかし子ども達にとっては、幼稚園で見つけた大切な宝物です。どうぞ、一緒に喜んであげてください。
この愛する子ども達が大人となるための手本となる人生を示してあげたいですね。皆さんの歩みに神の豊かな導きがありますように。

『2014年度』 私は、あなたに約束したことを果たすまで、決して見捨てない。(創世記 28:15)

「わくわくいっぱい」                     園長 浦上 充

ご入園、ご進級、おめでとうございます。
 あれほど堅かったお庭のチューリップが、春の陽気に誘われて、かわいらしいお顔を見せてくれています。城之橋幼稚園は、今年24名の新しいお友だちと新任の先生1を迎えました。つばめ組23名、ひよこ組13名、たまご組15名、ぴんく組10名、計61の新しいスタートです。これから、たくさんの楽しい出来事との出会いが待っていると思うと、私たち教師も、わくわくしてきます。
 私たちが大切にしているもの。それは「どきどき」や「わくわく」です。どちらも目に見えるものではありませんし、手に取ることもできないものです。それもそのはず、どちらも子ども達の心の中で生まれるものだからです。幼児期は、子ども達の心を培う時であると言われています。国語や算数を学ぶことは小学校に上がればできます。しかし、私たちの一番大切な情緒や性格を形づくる「心」は、この幼稚園の時に大きく成長していきます。
 お友だちとの初めての出会いは、大きな「どきどき」を与えてくれます。その経験を通して、子ども達は大きく成長していきます。幼稚園生活を通して経験する多くの出来事や、新しいお友だちとの交わりは、多くの「わくわく」を与えてくれます。子ども達はそれら全ての事を通して、何事にもくじけない強い心を養い、人を愛するやさしい心を培っていきます。これから歩む一年間が、多くの発見とやさしさの詰まったものとなりますようお祈りいたします。

『3月』希望はわたしたちを欺くことがありません。(ローマ 5:5)

 

「美しい歌、大きな希望」                    園長 浦上 充

 3学期も残りわずかです。作品展が終わり、つばめ組さんは卒園式の練習が始まりました。毎日、先生のピアノに導かれた子ども達の美しい歌声が幼稚園に響いています。
ピアノという楽器はとても素直です。鍵盤を乱暴に叩くと乱暴な音が出ますし、優しい気持ちで弾くと柔らかく心地よい音が出ます。城之橋の先生達はとても優しいピアノ伴奏をしてくれています。これはピアノに限ったことではありません。演奏が心に響くのは、一つひとつの音がどれだけ大切にされているのかによります。だからこそ、城之橋の園児達が歌う讃美歌は、私たちを優しい気持ちにしてくれます。城之橋幼稚園では、毎日本当に多くの歌を歌っています。その曲数は、キリスト教系ではない幼稚園と比べてみると2、3倍もの差があります。そして、元気よく大きな声ではなく、人の心に届くように美しく歌うことを伝えてきました。
 ローマの信徒への手紙を記した使徒パウロは、聖書を通して「希望」は私たちを裏切らないと伝えています。しかし、彼ほど多く苦しみを受けた人はいませんでした。イエス様を信じるということだけで捕えられ、鞭打たれ、最後にはローマで殉教しています。それでも彼の口には讃美歌があふれ、生き生きとした希望を持ち続けたのです。そんな彼の周りには、いつも大きな希望と美しい讃美歌の歌声、そして祈りがありました。自然と彼の周りには、優しい人、愛にあふれた人が集まり、愛と大きな希望を分かち合ってきたのです。彼は眠りについた後も、ローマの教会で祈りにくる人々の讃美歌と愛に包まれています。
 春にはそれぞれの子ども達が新しい一歩を踏み出します。多くの困難があるかもしれませんが、その歩みは希望に満ちた道であり、神さまがいつも一緒に歩んでくださる道です。
幼稚園で歌ってきた一つひとつの讃美歌は、子ども達の歩みに大きな力を与えてくれることでしょう。これかの歩みが豊かに祝福されますよう、先生達もみんなでお祈りしています。

『2月』平和を保ちなさい。そうすれば、愛と平和の神があなたがたと共にいてくださいます。(2コリント13:11)

「目には見えない景色」                     園長 浦上 充

 私の最近の楽しみにNHKの朝の連続テレビ小説、「ごちそうさん」があります。今回ご紹介したいのは、主人公の長女、ふ久ちゃんの幼い時のエピソードです。
彼女は、身の回りの見えない力に興味を持つ子どもでした。彼女は、なぜ石が下に落ちるのか、なぜ煙は上に上っていくのか、不思議でたまらなく、いつも実験を行っていました。彼女は、周囲からは変な子、困った子と見られていました。そんな彼女の姿を毎日近くで見ていた祖父は言いました。
「この子にはこの世の中がどんな景色に見えているんやろ。見えんもんを見ようとするおもろい子やなあ」と語りかけます。そして、「目に見えん力があれこれ働いていてくれているから、お前はそこにおることができるんや」と教えました。
 城之橋の子ども達も、毎日一つの場所に集まって元気に遊んでいますが、同じ場所にいながらも年齢によって景色の見え方が違うようです。ぴんく組さんにはぴんく組さんだけの、つばめ組さんにはつばめ組さんだけにしか見えない景色を見ています。それは城之橋幼稚園で、多くの仲間たちの愛の中で過ごしてきたからこそ見えるものです。
 今月の聖書のみ言葉も、そんな目には見えない様々なものが大切だという事を、私たちに伝えています。「平和を保つ」ということ。これはとても難しいことです。なぜなら、同じ家に住む家族でも、人によって見えている景色が違うからです。お父さんはお父さんの景色、子どもには子どもにしか見えない景色があります。それでも私たちは、目には見えない力を信じ、それによって生かされていることが感じられた時、自然と感謝の気持ちが生まれ、愛をもって互いに接することが出来るようになります。
 子ども達は幼稚園での生活を過ごす中で、確かに目に見えない力を感じながら生活しています。自分が一人きりではなくて、みんなと目に見えない力で繋がっているという経験をしています。それこそが城之橋幼稚園の良さだと思っています。これからも神さまと一緒にお友だちと一緒に愛に溢れた幼稚園生活を送りたいと願っています。

 

 

『1月』おのおのの部分は分に応じて働いて体を成長させ、自らの愛によって造り上げられてゆく。(エフェソ4:16)

「人生の旅。良い年へ」                     園長 浦上 充

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
新しい年が皆さまのご家庭の上に恵み豊かな年となりますよう、教職員一同お祈り申し上げます。
 新しい年、2014年が始まりました。幼稚園も3学期のスタートです。早いものですね。3学期は、幼稚園の子ども達にとって一つの区切りの時、まとめの時であり、新しいことにチャレンジしていく時です
 キリスト教は、古代から人間のことを「旅人(ホモ・ヴィアトール)」と語り、人生を旅にたとえてきました。子ども達にとって幼稚園での生活は、親元から離れることを最初に経験した人生の旅の最初の一歩です。かけがえのない旅を、今年も皆さんと共に、そしてなにより子ども達と共に歩めることを嬉しく思っております。
 新しい年にぴったりの素晴らしい聖句を今月も神様から頂きました。ひとりひとりの力は小さく弱いものですが、そのひとつひとつが結び合わされ一つの方向を向いて歩きだした時、それはとても大きな力を発揮します。ひとりでは、到底成し得なかったことが、お友だちと一緒に取り組むことによって完成されていくのです。
 3学期は、作品展や卒園式など、人生の節目となる行事がいっぱいあります。どれも自分ひとりの力だけでは、成し得ない行事ばかりです。私たちの人生の旅は、愛によって結び合わせられ時、ひとりの旅からみんなの旅になります。ひとりひとりの力が、愛によってしっかりと結び合わせられ、ひとつのことを成し遂げていく喜びを、子ども達にはいっぱい味わって欲しいと願っています。仲間と共に同じ目標に向かって希望をもってチャレンジする時、私たちの世界は新しい現実を呼び起こします。
 「良いお年を!」と祈るのは、未来にむかって流れる時間の中で、ひとりひとりが、すばらしい「自分の時」を歩み、皆が共に生きていって欲しいという願いがこめられています。愛をもって、共にこの年を良い年にしていきましょう。

2014年 新年のご挨拶

あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします

今年も子ども達と一緒に、伝統ある城之橋幼稚園の中で、新しい発見や出来事に、「たくさん わくわくできる年」にしていきたいと思います。そして、子ども達が、心身ともに健やかに成長されることを祈っています。
2014年も、子ども達と保護者の皆さまの上に、神さまの豊かな愛と恵みが注がれますようお祈りいたします。

城之橋幼稚園 教職員一同

 

『12月』ベツレヘムよ お前の中から イスラエルを治める者が出る。(ミカ5:1)

2013回目のクリスマス」                   園長 浦上 充

今年も、子ども達が大好きなクリスマスがやってきます。幼稚園には、聖誕劇(ページェント)やトーンチャイム、合奏の声が元気に響いています。今年もクリスマスに向けてどんどん盛り上がってきました。クリスマス会、どうぞご期待ください

イエスさまは、貧しい馬小屋でお生まれになりました。それは、貧困や不当に差別を受けている人たち、不自由なく生きるための経済的な基盤はあるけれども、心に冷たい風が吹いている人たち、この世に生きるすべての人達に喜びを伝えるためです。
最近は、仏教系の幼稚園でもクリスマスのお祝いをするようです。お寺の境内にクリスマスツリーが立っていることも珍しくありません。そんなある仏教系の幼稚園の園長先生に伺いましたら、そこの幼稚園ではクリスマス会の時、サンタさんではなくて親鸞聖人がプレゼントを運んでくるそうです。時代の流れの中で、いろいろと苦心しながらクリスマス会をされているようです。
クリスマスの日、イエスさまは馬小屋でお生まれになりました。温かいお布団も柔らかい産着もなく、冷たい飼い葉おけ(エサ箱)に寝かされています。しかし、この日からすべてが変わりました。今年は2013年のクリスマスをお祝いします。これはイエスさまがお生まれになってから2013回目のクリスマスです。最近では、行政や報道でも、平成(元号)ではなく西暦を使うようになってきました。世界に目を向けても同じです。仏教の国もイスラームの国も、ユダヤ教の国も、みんなクリスマスの日、イエスさまの誕生の日を真ん中に置いている西暦を使って動いているのです。不思議ですね。

「メリー クリスマス!(クリスマスおめでとう!)」この言葉には不思議な力があります。人々に笑顔をもたらす力です。プレゼントを用意する世界中のサンタさんたちにとって大変な季節ですが、子ども達と共に喜びながらクリスマスを待ちたいと思います。
クリスマスには良いお話や絵本がたくさんあります。家族みんなで、豊かで幸せいっぱいのクリスマスを過ごしてください。

『11月』 どんなことでも 思い煩うのはやめなさい(フィリピ4:6)

「対話の大切さ」                        園長 浦上 充

どんぐり拾い、いもほり遠足。幼稚園のホームページは秋の楽しい写真でいっぱいです。先日、保護者の方から、毎日、幼稚園のホームページを見るのが楽しみですというお声を頂き、先生たちと喜びました。これからも、子ども達が幼稚園で見せる様々な姿をお伝えしていこうと思います。

「最近、一番楽しかったことは何ですか? 一番嬉しかったことはなんですか?」
 子ども達に聞けば、すぐにいくつでも答えが出てくる質問です。保護者の皆さんは、すぐに答えられますか? 大人になると「楽しかったこと」よりも、その前についている「一番」と言う言葉に目がいき、考えすぎて言葉に詰まってしまいませんか?
 親子関係や子育ても同じです。子どもにとって一番良い育児を、考えれば考えるほど、擦り切れていく自分に気が付きます。良い親・良い育児をしようと、多くの本を読んで勉強しても、なかなか本の通りにはなりません。お祈りも同じです。良いお祈りをしようと思うと、言葉は全く出て来なくなります。対話が欠けているからです。
 作家・俳優の中谷彰宏氏は、次のように記しています。

あらゆる問題は、対話の節約が原因。
対話を節約しないようにしよう。
対話を節約しすぎていませんか。
上司と部下の対話、親と子供の対話、親友との対話、
恋人との対話、妻と夫の対話、先生と生徒の対話、
先輩と後輩の対話、近所の人との対話。
対話は、人との対話だけではありません。
植物との対話、ペットとの対話、自然との対話、
パソコンとの対話、クルマとの対話。
対話は、相手に近づく手段ではありません。
対話している時、もう相手と同化しているのです。
(中谷彰宏『人は短所で愛される』PHP研究所、2002年。)

幼児期は、さまざまな人や物事との出会い、そして対話がとても大切な時期です。まずは、子どもといっぱいお話しをして下さい。その中で、自分自身が好きなものと子どもが好きなものをたくさん見つけていきましょう。

 

『10月』 わたしが愛したように、互いに愛し合いなさい(ヨハネ15:12)

 自分の足でしっかりと 」            園長 浦上 充

 運動会が終わり、いよいよ秋本番となりましたね。運動会はいかがでしたか?
幼稚園では、運動会を通して子ども達が今まで以上に元気に走り回っています。昨年は、走るのが苦手だった子ども達も、一年経ってより速く走ることが出来るようになり、小さいクラスの子たちからは憧れの目で見つめられていました。この子たちはこれから憧れのお兄ちゃん・お姉ちゃんの姿を目指して、走り回ることでしょう。
 先日、あるテレビ番組を観て衝撃を受けました。画面には中高生の女性モデルたちが映っていたのですが、彼女たちは皆、足に土踏まずが無かったのです。
 近年、偏平足の人が増えているという事は、教育現場でも問題視されていましたが、これほど増えているとは知りませんでした。お子さんはいかがでしょうか? 幼児期、特に幼稚園に通う年頃は、大人の足に向かって成長していく大切な時期です。生まれたばかりの頃は、まだ足の骨の多くが軟骨であり、はだしで歩いたり、走り回ったりすることによって、自然と骨格や筋肉が形成され、足底のアーチ(土踏まず)ができていきます。
 子ども達の足は本当に早く大きくなります。ついこの間新しい靴を買ったと思ったら、もう次の靴を用意しなければなりません。
 これは何も子ども達の靴の話、身体の発育の話しだけではありません。この時期にどれだけ歩くかによって、脳の発育にも影響が出てくることが、近年解明されてきました。
皆さんご存知の通り、自分で立つと書いて、「自立(じりつ)」と読みます。道を「歩く」ことが「人生の歩み」にたとえられるように、自分で立つこと、歩くことは、心の在り方、生き方にも影響を与えるのです。我が子にはしっかりと自立した子に育って欲しい。人を大切にし、人を愛する子に育って欲しい。そんな願いを皆が持っています。
自分の足でしっかりと立つこと、歩くこと。あたりまえの事ですが、それすらも難しい時代となってきました。近所に気軽に遊びに行ける空地はなくなり、子ども達が思いきり走り回れる場所や広場に行くには、車に乗らなければ行けません。食欲の秋、読書の秋。さまざまな秋の過ごし方がありますが、今年は子ども達と一緒に、スポーツの秋を満喫してみてはいかがでしょうか。

『9月』 自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。(レビ記19:18)

 写真の数、愛の数 」               園長 浦上 充

今年の夏も暑かったですね。大人にとっては「ふ~、暑い!」と思わず口から出て来る毎日でしたが、子ども達は暑さなんて平気、ぞんぶんに夏を満喫しました。ご家庭はどんな夏休みだったでしょうか?
 この夏、私は、「2枚ある集合写真に1枚だけ写っている人が神さまだ」という中谷彰宏の詩に出会いました。様々な気づきが与えられたので、紹介したいと思います。

「写真をたくさん持っている人は、友達の多い人です。
友達の多い人は、1枚撮ってもらったら、
必ず「今度は私が撮りましょう」という言葉を忘れません。
いつも撮られてばかりいる人は、結局、友達が減っていきます。
その結果、写真が減ってしまうのです。
大勢で写真を撮る時、2枚目はたいてい、カメラマンが交代します。
2枚目を撮る時にシャッターを押す側になれる人が、友達が増える人です。
集合写真で、2枚とも同じ位置でニコニコ笑って写っている人は、
友達がいなくなる人です」

 ドキリとしました。急いで、私の手元にある集合写真を確認しましたら、いつも同じ位置でニコニコ笑っている自分が写っていました。皆さんは、この夏、子ども達の写真をいっぱい撮ってあげられたでしょうか。
 キリスト教は、よく「愛の宗教」だと言われます。しかし、その愛は自分から他人への一方的な愛ではありません。その前には必ず「自分を愛するように」という一文が付け加えられています。まず自分を愛することが大切。そして、自分のことが大切なのと同じように、人を大切にする。ここにキリストが伝える愛があります。互いに愛し合いなさいと言うのです。
 子ども達は、今、多くの人の愛に囲まれ、その愛を吸収しながら成長してきます。今はまだ、私たちに代わってカメラのシャッターを押すことは難しいかもしれません。しかし、その愛された経験は、将来、彼らを人を愛し、大切にする人へと変えていくものです。
 2学期も楽しい行事がいっぱいです。共に愛に充ち溢れた歩みをしていきましょう。

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